描くことは隠すことに似ているとよく思う


私にとって描くことは塗りつぶすこと
白い紙と繊維の現実という背景を隠すこと
現実の要素を隠すことで浮き上がらせるものごと



それと
書いた線に集中させることは、意識を集中させない場所を生じさせるということ


描きたいものはむしろ余白が描くので
余白を生じさせるために描いているのではないかとたまに思う
;そこにないものがそれを描く
;;そこにないものこそがそれをそれたらしめる
;;;それをそれたらしめるものたちこそ現実である


それと
あちらとこちらを分割することが線の役割で
位置を生じさせるのが点だ とも思う
三次元の存在は大きすぎて、二次元よりも好きではない
かといって二次元では生きてられないのでこまる